アドビ(Adobe) は、最大のライバル Figma を 200 億ドルで買収する意向を発表しました。この買収額は、現在の ARR(年間定期収益) の 50 倍で、この規模のソフトウェア企業としては最高の倍率です。
デジタルデザイン市場で、Adobe の競合達、Figma、 Canva、Sketch らが成長を続けてきました。Figmaを買収したことによってこれから各社がどうなるのか注目です。
この買収は現金と株式の半々で行われ、FigmaのCEOと従業員に付与される600万個の追加制限付きストックユニットも含まれ、クロージング後4年間で権利が確定する予定とのことです。この買収は、「必要な規制当局の許可と承認を受け、Figmaの株主の承認を含むその他の買収条件を満たすことを条件として」2023年に完了する予定です。
今回の買収に関する3つのブログをまとめました。
アドビがFigmaを200億ドルで買収し、デジタル・デザインにおける最大のライバルの1つを手に入れる。(原題)
オリジナルは下記のブログです。要約していますので、詳細はオリジナルで。
Lunden, Ingrid. “Adobe Snaps up Figma for $20B, Taking out One of Its Biggest Rivals in Digital Design • TechCrunch.” TechCrunch, 15 Sept. 2022, techcrunch.com/2022/09/15/adobe-is-buying-figma-for-20b-taking-out-one-of-its-biggest-rivals-in-digital-design.
Adobeは本日、デジタルデザインのライバルであるFigmaを200億ドルで買収すると発表しました。
WSJとBloombergは今朝、AdobeがFigmaの買収に近づいていると報じた。アドビは、このニュースを四半期決算で確認しました。
第3四半期の売上高は44億3000万ドル、非GAAPベースのEPSは3.40ドルとなり、アナリストの予想に合致し、それを上回りました。同社は、この取引の資金調達にローンが必要になる可能性があるとし、来期の見通しについては、「マクロ経済環境全般」と「FXの逆風」を理由に、売上高が45億2000万ドル、EPSが3.50ドルというぬるい見通しを示しています。
MANABU SATO
世界6カ国での数々の新規事業、新サービスの立ち上げ経験をもとに新規事業やマーケティングのアドバイザリーサービスを行ってます。アクセラス株式会社代表。経営者限定のラウンジ神宮前倶楽部にて経営者コミュニティを開催しています。アドバイザリーサービスのお問い合わせはwebサイト、SNSのメッセージからお願いします。
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